「あっ、あの……。やっぱり、この服じゃないと、だめ、ですか……?」

「悪いな……。とりあえず、ブリッジ行ったらすぐに部屋に戻って、管理局の制服に着替えてもらうから」

「はい……」

 管理局の廊下を歩きながら、セアは自分の姿を改めて見直す。

 普段はハーフアップの髪を二つ結びのお下げにして、白い帽子をかぶっている。服に関しては露出の少ないドレスから、白いコート、へそ出しのインナー、膝よりかなり上の丈のスカートという今まで着たこともないもの――ルミナのものになっていた。

 着慣れない服に戸惑いを隠せぬまま、セアはリュウに連れられて第二隊のブリッジへと向かっていた。

 先ほどの通信は、検査室から戻ってこないルミナを探す第二隊の隊長からのものだった。些細なきっかけから、ルミナをすぐに連れて行くとセイレンが言ってしまったせいで、セアをルミナの代役にしてその場しのぎをすることになってしまった。そのため、セアにはルミナが検査室にやってきたときに来ていた出動時の格好をしてもらうこととなったのである。

「大丈夫か?」

 先ほどから俯いて不安げな表情を浮かべているセアに、リュウが声をかける。セアは「あっ、いえ」と慌てたように声を上げた。

「その、ちょっと、服の大きさが違うなって思って……」

「そうなのか?」

「ええ。胸のあたりが、少し苦しいかなって……」

 何気なく発せられたセアの言葉を受けて一瞬、リュウは視線をセアの胸元に向けかけた。しかし、冷静に考えてそれが異性に対して行うには不適切すぎる行為だと気付いて、視線をセアから思い切りそらした。突然の反応に、セアは不思議そうに首をかしげた。

「あの、どうかされましたか?」

「いや、そのっ……」

「マスター」

 その時、リュウたちの進行方向側から声が聞こえてきた。リュウが前を見ると、そこには黒髪ツインテールの紅目の少女――ビィの姿があった。

「び、ビィ?」

「デュオ司令官から、マスターが検査室から戻ってきていないから探して来い、という命令を受けて探しに来ました」

「ああ、そうか……」

 そういえば、検査室に行ってから随分時間が経ってしまっていた。それを思い出したリュウは少しだけ引きつった表情を浮かべて、ビィに言い訳をする。

「ちょっと検査に手間取っただけだから、問題ない。ああ、今からルミナと一緒に第二隊に用事があるから、それが終わったら戻るってデュオに伝えてくれ」

「しかし、マスター」

 ビィは無表情のまま、リュウの隣にいる人物を見る。紅い瞳を向けられたセアは驚いたようにびくり、と肩を震わせた。

「彼女は、ルミナ・ガーネリアではありません」

 はっきりと、ビィは断言した。

「……だよなあ」

 ビィの前で、セアをルミナに仕立て上げたところで意味はない。諦めのようなため息を吐いて、リュウはビィを手招きして自分のそばに寄せた。そしてビィの肩を両手でがっしりと掴み、視線をビィに合わせてリュウは説明を始める。

「ビィ、いいか。彼女は、ルミナだ」

「しかし、マスター。彼女から感知できる魔力波動は私の中にあるルミナ・ガーネリアのものと一致しません」

「そうだ、わかっている。でも、ルミナなんだ」

「……マスターの発言の意味が理解できません」

「うん、そうだろう。でも理解しなくていい。とりあえず、彼女をルミナということにしてほしいんだ」

 リュウは引きつった表情のまま、早口でビィに言う。ビィはしばらく瞬きをしながら沈黙していたが、何かを理解したらしい。

「了解しました、マスター」

「……ありがとう、ビィ。俺はお前のようなバディを持てて幸せだよ……」

「それでは私は、第三隊のブリッジに戻り、マスターの伝言をデュオ司令官に伝えてきます」

「頼むぞ」

 ビィは少しだけセアの姿を見た後、二人に背を向けて歩き始めた。それを見て、ようやくリュウは表情を緩めた。何も言えなかったセアは「あの……」とリュウに声をかける。

「あの……、あの子は、誰ですか?」

「ああ、俺の相棒だ。とりあえず、あいつには説明したから何とかなると思う……。後は、第二隊の方だな……」

 小さなため息を吐き、リュウはセアを連れて第二隊のブリッジへと向かった。

 

***

 

 どうしてこんなことになったのか。

 シャルフはセアの部屋の扉の前で小さく息を吐き出した。一見いつもと変わらぬ無表情であるが、どこかその顔に疲れの色が見える。

「……ルーウェント様も、何を考えているのか……」

 呟いてみて、シャルフは小さく首を振った。何も考えていない、というよりルーウェントは単純にこの状況を楽しんでいるのだろう。

 例え法皇だとしても、彼はまだ十五歳の少年だ。彼だって、年頃の友人と気兼ねなく話して、遊んで、楽しく過ごしたいと願うのも当たり前の事なのだろう。だからこそ、自分を法皇として見ないあの少女――ルミナを怪しむどころか受け入れていた。

「……少しぐらいは」

 少しぐらいは、ごく普通の少年として過ごすのも悪くないのかもしれない。シャルフが目を閉じてそう考えた時だった。

「きゃああああああ!!」

 部屋の中から、悲鳴が上がった。シャルフははっと目を開き、剣を構えて扉を開けた。

「どうし」

「何この服、超かわいいーっ!!」

 一瞬、何が起きたかシャルフには理解できず、思考と動作が完全に停止した。

 姿見の鏡の前で、セアのドレスを身にまとったルミナが満面の笑みを浮かべていた。まるでダンスを踊っているかのように、くるくると回って全身を鏡で確認している。

「……あ」

 そこでようやく、扉を開けて呆然とした表情を浮かべているシャルフと目が合ったルミナは、動きをぴたりと止めた。そして、突然顔を真っ赤にさせた。

「何いきなり部屋に入ってんのよ、スケベ――ッ!!」

 ルミナは叫びながら、手元にあった櫛をシャルフに向かって投げつける。状況を把握しようと動きを止めていたシャルフの額に、櫛がごんっ、と鈍い音を立ててぶつかった。衝撃で体がふらついたシャルフは、扉の取っ手から手を放した。

「真面目そうな顔してるくせに! このムッツリスケベ!!」

 顔を真っ赤にしたルミナが扉のそばまで寄り、シャルフに向かって怒声を浴びせて思い切り扉を閉めた。

「……あの女」

 シャルフの眉間に、これまでにないほどの深いしわが寄る。

 それから数十分後。

「……これは」

 執務室で書類の片づけをしていたルーウェントは、部屋にやってきた二人を見て驚いたような声を上げた。

 一人はいつも見慣れたセアのドレスを身にまとっているルミナ。一見するとセア本人のようにも見えるが、表情はおしとやかとは程遠く、むっすりと不機嫌そうな顔をしている。

 もう一人は無表情のシャルフ。しかし、いつもと違うのは額に真っ赤な痕があること。そして、無表情の中には珍しく苛立ちを表出していた。

 ルミナとシャルフ、二人の間にはお互いに向けられている鋭い感情が交差して異様な空気が漂っていた。それは遠目から見ていたルーウェントにも、はっきりと伝わった。

「ルミナさん、お似合いですねそのドレス」

 とりあえず空気を和らげようと思ったルーウェントは、なるべく笑みを崩さないように穏やかにルミナに言う。するとルミナの表情が少し、緩んだ。

「え、そう?」

「はい。一瞬、セアと見間違えるくらいに」

「セア……ああ、あたしとよく似てる子、だったっけ?」

「よく似ているのは、見た目だけだ」

「あぁ?!」

 シャルフが小さく零した言葉を聞き逃さなかったルミナは、再び不機嫌を前面に出した顔でシャルフを睨んだ。一方のシャルフはその睨みに動じた様子はなく、冷たい視線でルミナを見下ろした。二人の間に、見えないはずの火花が飛び散っている。

「見た目だけ、ってどういうことかしら?」

「事実を言ったまでだ」

「何ですってぇ?!」

「ま、まあまあ二人とも! ああ、せっかくですしお茶でも飲みませんか?!」

 二人を止めようと、ルーウェントがルミナとシャルフの間に両手を伸ばして入った。せめて自分だけは冷静でいなければ、と引きつった笑みを浮かべ、ルミナとシャルフに向ける。

「……まあ、ルーウェントくんが言うなら」

「……仰せのままに」

 ルミナもシャルフも互いの顔を見ないようにそらしながら、しぶしぶと言った様子でルーウェントの提案を受け入れた。

 これは少し、厄介なことになったのかもしれない。そんなことを思いながら、ルーウェントは乾いた笑い声をあげた。

 

***

 

 魔導管理局第二隊ブリッジ。

「ルミナ、帰ってきてそうそう悪いが、出動してくれ」

「……は?」

 ブリッジに入ってきてすぐに第二隊の隊長、ヴァンガルから言われた言葉に、リュウが引きつった声で返事をした。そこでようやくリュウがいると言うことに気付いたヴァンが、驚いたような顔をしてリュウたちの方を向いた。

「リュウ? どうしてお前までいる?」

「ああ、いえ……ちょっと、ルミナが心配でして」

「心配?」

 しまった、とリュウが思った時にはヴァンは頷いて「ああ」と納得したように頷いた。

「またあのマッドサイエンティストが何かしたな」

「いえいえいえいえ! そうじゃなくって、さっきの任務で疲れてたみたいで! そ、そうだよなあ?!」

「えっ」

 リュウは引きつった笑みでセアを見ながら尋ねる。一瞬状況が理解できなかったセアだったが、リュウの必死すぎる表情に頷くしかできなかった。

「……そっ、そうですね」

「ほらー! なので任務はちょっと休ませてやってください! ああ、あれだったら俺が代わりに行きましょうか?!」

「だが、今回の件はルミナの方がちょうどいいと思ってな……」

「ちょうどいい?」

 セアはヴァンの言葉を繰り返した。

「この間の魔法使いが、またやらかしたらしい」

「……はあ?」

「取調室で体一つで暴れて、部屋を破壊したらしい。その際、一切魔術を使っていないとか」

「魔法使いが魔術使わないなんて……」

「その男が、現在取調室に立てこもっている。自分をブッ飛ばしたピンク頭を連れてこい、と大騒ぎしているらしい」

 呆れたように言うヴァンにつられて、リュウもため息を吐き出す。セアはきょとんとした表情で話を聞いていた。

「ともかく、ルミナ。お前がまた一発あいつに食らわせればいい。それでしばらく黙るだろう」

「あの、でもルミナは調子が悪いですし……」

「だがいつまでも取調室をそいつの好きなままにはできないだろう」

 それこそが、ヴァンの――魔道管理局の本音らしい。リュウは視線を自分の後ろに立つセアを見る。セアは困ったような笑みを浮かべて、リュウを見上げていた。

「どちらにしろ、相手がどう出るかわかりませんから俺も行きますよ」

「まあ、そう言ってくれるのなら助かるが……」

「それじゃあ、行くぞ……る、ルミナ」

「は、はい」

 互いにぎこちなく言いながら、リュウとセアはブリッジを出て行った。去ってゆく二人の背中を、ヴァンは不思議そうな視線で見ていた。

「ルミナ……さっきまであんなに大人しかったか?」

 一方、ブリッジを出たリュウは大きく息を吐き出した。

「ば、バレてない、よな……」

「多分……」

 リュウの不安げな言葉にセアは苦笑いを浮かべて返事をしたが、実際のところ誤魔化せているのかどうかわからない状態である。再びセアの姿を見たリュウは、「最後の手段だ」と口の中で小さく呟きながら、セアの肩に手を乗せた。

「……セア」

「は、はい」

「思いっきり、はじけろ」

「……はい?」

 意味が分からず、セアは聞きかえす。

「は、はじけるって、なんですか?」

「そのままの意味だ。今お前が身代わりになっているルミナって奴は、いろんな意味でぶっ飛んでいる奴だ」

「ぶ、ぶっとんでいる?」

 詳細を聞かされているはずなのに、全く話が入ってこない。

「もう、お前が好きなようにすればいい。っていきなり言われても無理だよな……」

「正直、ちょっと難しいです……」

「でも、ルミナは本当にやりたい放題な奴だ。もしルミナが今の状況で本当に相手のところに行ったら、問答無用でぶっ飛ばすだろう」

「そ、そんな方なのですか?!」

 自分とそっくりとしか言われていなかったセアは、まさか入れ替わった相手がそんな性格だと思いもしていなかった。というか、自分と同じ年頃の少女がそんなことをするのか、という驚きの方が上回っていたが。

「まあ、いざとなったらもう好きに暴れてくれてもいい。俺が抑えられる範囲は抑えるから」

「そんな……、暴れるって……。ルミナさんという方は……」

「君が思っている以上に激しい奴だ。そう思ってくれたらいい」

 はあ、と疲れ切ったため息を吐き出してリュウは先に歩き始めた。黒いコートの背中を呆然と見ながら、セアは小さな祈りを向こうの世界に送る。

「……シャルフ、ルーウェント様、どうか御無事で……」

 

***

 

「ねえ、ルーウェント君ってずっとここにいるの?」

 窓の外を見ていたルミナが、何気なく尋ねる。それにつられて、ルーウェントも顔を書類からルミナがのぞいている窓の方に向けた。

「そうですね。今は仕事中ですし」

「えー。ずっとここにいるなんてだるくないー?」

「ルーウェント様の邪魔をする気か、お前」

 二人の会話を遮るように、シャルフが冷たく言い放つ。もちろん、その対象は窓の外を見ているルミナである。言われたルミナは視線をルーウェントのそばに控えるシャルフに向けたが、シャルフは静かに目を閉じたままだった。

「ちょっと、人を邪魔者扱いするのはやめてくれない?」

「それ以外に当てはまるものもないだろう」

「しっつれーい。絶対シャルフって女の子にもてないよねー」

「興味ない」

「うっわ、人生棒に振ってるわ。あーあー、かわいそー」

「あの、二人とも、平和にいきましょう……?」

 二人の間に挟まれているルーウェントは、書類に視線を落としながらなるべく穏やかに言った。どうにかこの状況を変えれないだろうかとルーウェントが考えたとき、ある案が思い浮かんだ。

「そうだ。ルミナさん、街に出てみてはいかがですか?」

「え?」

 シャルフを睨んでいたルミナが、きょとんとした顔を浮かべてルーウェントを見る。ルーウェントは目を細めて微笑みながら、言葉を続けた。

「異世界の街を見る機会というのもありませんし。シャルフと一緒に行ってみてはいかがですか?」

「……え」

「……はい?」

 ルーウェントの最後の一言に、ルミナとシャルフが同時に声を上げた。

「ルーウェント様、何故私が、あの女と?」

「彼女はここのことを何も知らないのですよ? 案内役が必要ではありませんか?」

「しかし」

「お断りします!!」

 シャルフがルーウェントに言いかけたとき、ルミナが大声ではっきりと宣言した。それからドレスに似合わぬ大股でルーウェントの執務席の真正面に立った。

「こんな奴と一緒に歩いたら、素敵な街も灰色に見えちゃうわ!!」

「そ、そこまでですか……?」

「そこまでよ! せっかく歩くならリュウと一緒に歩きたかったわよ!!」

「リュウ?」

 突然出てきた名前に、ルーウェントはただ興味から聞きかえした。

「そう! 魔導管理局で一番強くて、でもそんな強い感じはパッと見ないんだけどやっぱり強くて。で、優しくて、ちょっと抜けてるっぽいんだけど時々すっごくかっこよくって……」

「なるほど。ルミナさんは、その方がお好きなのですね」

「なっ?!」

 ルーウェントの言葉に、ルミナの顔が真っ赤に染まる。先ほどから表情がころころと変わるルミナを見て、ルーウェントは少しだけ楽しく思っていた。ここまで感情をいろいろ出す人物と出会ったことのないルーウェントにとって、新鮮な光景だった。

「そ、そうだけど……そんなはっきり言われるとちょっと照れる、かも……」

「ルミナさんは、本当に面白い方ですね」

「……」

 ルーウェントとルミナのやり取りを見ながら、シャルフは小さな溜息を吐き出した。この少女が来てから、彼女にペースを握られてしまっている。今までに遭遇したことのない事態にシャルフの精神面はかなり疲労していた。

「あ、そうだ」

 ぱん、と手を鳴らしたルミナにシャルフは不審げな視線を送る。

「ルーウェント君も行けばいいじゃん」

「……え?」

「ずっとここにいるって言ってたでしょ? だったら、ちょっとぐらい一緒に外に出てもいいんじゃない?」

「何を言っている」

 ルミナの提案を遮るように、シャルフが口を開いた。放たれた言葉は、苛立ちのせいかとげとげしいものとなっている。

「ルーウェント様は法皇だ。そのような立場の方が、お前の軽い提案で外に出れると思っているのか」

「出れるわよ。出たいと思えば、いつでも」

「……出たいと、思えば……」

 ルミナの言葉をルーウェントは小さく繰り返す。それから再び、視線を窓に向ける。

 そういえば、最後に自由に街を歩き回ったのはいつだっただろうか。十三歳で法皇となってから、何も考えずに街を見るということをしたことがない。そんなルーウェントにとって、ルミナの提案は今まで自分では考えることすらなかったものだった。

「……そうですね」

「……ルーウェント様?」

 ルーウェントの小さなつぶやきを聞き逃さなかったシャルフが、聞きかえした。ルミナもきょとんとした表情を浮かべている。

「少しだけ、外に出るのもいいかもしれません」

「……は」

「ですよねー!!」

 再び聞きかえそうとしたシャルフを押しのけて、ルミナが明るくルーウェントの言葉に同意した。

「そうよね、健全な男子たるもの、外で健全に遊ぶのが一番よね!!」

「け、健全……」

「ルーウェント様、ご自身の立場をお忘れですか」

「忘れていませんよ。だから、少しの間、きちんと自分の立場を隠して、外に出ます」

 目を細めて笑うルーウェントに、シャルフは言葉を失う。またこの笑顔に、自分は反論できないのか、と少しだけ悲しく思いながら小さく息を吐き出した。一方のルミナはルーウェントの手を握り、目をきらきらと輝かせている。

「いわゆるお忍びってヤツね! いいわ、そういう展開、あたし大好きよ!!」

「お前は……」

「大丈夫! ルーウェント君はあたしがちゃんと守るから! ランクAの魔導士をなめるんじゃないわよ!!」

 にっと歯を見せて笑うルミナに、シャルフは感情を灯さない瞳を向ける。

「誰がお前ひとりで行かせると言った。俺も行く」

「……シャルフも、ですか?」

「私の役目はルーウェント様をお守りすることです」

「なら、これで決定! じゃあ、お忍びファッション考えないとね!」

 はしゃぐルミナと、無表情のままのシャルフ。対照的な二人と窓の外を見ながら、ルーウェントは楽しそうに微笑んでいた。

 

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