舞い散った、ああ、あの日々は・・・今何処に?

酸・散・サンデー

 

笑いながら、彼女が「しんじゃえ」と僕に言った。そんなにも僕の事が嫌いかと尋ねると彼女は強く頷いた。

「だから、しんじゃえって言ってるのよ」

くすくすと彼女が笑った。そんなに元気な笑顔を僕にくれるのに、言葉は残酷すぎるものだった。

「きらい、だいっきらい」

そして、彼女はくるくると回ってそう言った。

 

結論から言えば、彼女は死んだ。それも、僕に「しんじゃえ」と言ったその直後に。

まるで一瞬で溶けてしまったように、まるで一瞬で弾けてしまったように、彼女は死んでしまった。

あっさり過ぎるその死に僕は何も思えなかった。早すぎる死だ、とか周りが言っているが、僕は何も思わない。彼女の死は、受け入れるしかないと言っているようなものだ。

「散々だよ」

僕が呟くと、彼女はやはりくすくすと笑った。そして、彼女はまた僕に「しんじゃえ」と言った。

「僕は死ぬことは無いよ」

後ろを振り向いても、彼女はいない。けれど、彼女の笑い声だけは僕の耳に残っている。くすくす、くすくすと。

「散々だよ」

溶けてしまったように、弾けてしまったように、彼女はどこかへと行ってしまった。

舞い散るように、酸に溶けゆくように、君は何処へ行ってしまったのだろうか?

 

散々すぎる 酸・散・サンデー  戻りはしない、あの日々は?

 

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